2020年4月30日木曜日

4.28;山の報告(TK)

4月28日、Yさん、A女史、私Tの有志3人が個人的に山小屋に出向き、この時期の作業を済ませてきました。

シイタケ畑に遮光シートをかけました。


ほだぎに、残りの菌打ちも完了。




かなたを見下ろせば、コロナ禍でほとんど飛行機の飛ばない関空が…。
こなたは標高850Mの山の上とあってコロナ禍とは別世界! コシアブラやタラノメなどいつに変わらぬ山の幸も… 
一輪、黄色の花が咲いていました。なんという名前でしたか…


気温11度、風が冷たかったです。

結構ハードな一日でした。


2020年4月22日水曜日

4.20;T先生のブナの開花状況の調査に同行の記(TK)

T先生がブナの開花状況の調査を4/20と4/21の両日にわたって実施するとのことで、この日はA女史と私の二人が同行しました。
私にとって初めての調査体験でしたが、開花の様相を注意深く見て回り、4月のこの時期の調査が生育状況の把握に有用なのだと改めて実感できました。

和泉葛城山のような規模の小さいブナ林は、一斉に開花するのは危険なのだそうです。干ばつでお米が不作だった1993年にも、ここのブナはパラパラと咲いて、たくさん実をつけました。時間差で水分補給を均したのでしょう。またこの山は、干ばつにも腐葉土が豊かで保水性が高く、2~3年はブナの生育に影響が少ないこともあります。

ついでに、印象深かった山の景色をお届けしましょう。

まず、上の写真の左上にも姿を見せているコバノミツバツツジが満開できれいでした。


これはブナノシロヒナノチャワンタケ。ブナの殻斗(カクト)に生えるキノコです。


タコのようなこれは、キノコの一種の「ツチグリ」。


T先生から面白い話をたくさんお聞きししながら、私の調査リハーサルは終わりました。
明日も頑張ろう!

4月17日、個人的に山へ行かれたTさんからの情報です

今日Yさん、Aさんと、山小屋まで行きましたよ。
ブナの花を見たかったし、オオスズメバチも見たかった。
ハチはまだでした。山はまだ寒いので女王バチは活動をしていないのでしょう。
シイタケの中には干からびてしまったものもありました。今年は冬にたくさん獲れましたので、
もう終了でしょう。また秋ですか…。

Yさんと日除けシートの修理をして水を撒いてきました。

ブナの花を見てきました。たくさんつけていましたので実がなるのが楽しみです。
元売店のところのブナの木も見ました。
一本の木に、たくさん葉の開いたたくさん花の付いた枝とまだつぼみの葉の枝、この二通りの枝がありました。

昼食を取り、帰りにブナの苗木畑に立ち寄り電池交換…をいていると…

急に粒の大きな雨となり退散しました。

2020年4月17日金曜日

ブナ愛樹クラブの活動は、5月6日までしばらくお休みです。

<残念ですが、メンバー有志による自主活動もしばらく自粛します。>
早期に定例会や自主活動が再開できることを願っています。

2019年5月5日の新緑のブナです。この姿を早く見たいですね。

2020年4月9日木曜日

4月5日、自主活動の報告

(駅での話し合いで4月も引き続き活動は中止となり、集まった7名が自主的に山へ向かいました。Tさんがその模様を送ってくれましたので以下に掲載します。)


この日、自主参加した有志の面々。


日差しはありましたが寒い一日で、風が冷たかったです。




作業は、シイタケ組とブナの花芽組に分かれて実施しました。
Tさんはシイタケ組で菌打ちをしました。
原木も伐採、丸太切りして次回に備えています。
前回打った原木と今回打ったものを、シイタケ畑に移しました。
Nさんが桧の葉っぱをかぶせ仮置きをして寝かせました。




芽が出ていますので次回もありつけそうです。





















Sさんが一昨年の台風で頭が折れた気になる40cm級の松をチエンソーで伐採。

<ブナの花芽調査>

ブナの花芽調査は、花芽がついた枝の割合をブナの識別番号と一緒に記録していきます。今年は、細いブナを除いてほとんどのブナが枝先に花芽をつけています。



ブナの花芽が膨らんでいます。

雄花がぶら下がって開花しています。
若葉も開き始めています

枝先の花芽が開花して黄色く見えているブナ:山全体が色づいています。

この他にも春の花が咲き始めています。いくつかを紹介します。

ブナの間にタムシバ(別名ニオイコブシ)の白い花が見えています。
タムシバの花はコブシの花に似ていますが、和泉葛城山にはコブシは自生していません。

ヒゴスミレ:今年も咲きました

タチツボスミレ

シハイスミレ



     
クロモジ

           
ミヤマシキミの花(一面に咲いている)秋には赤い実が。

         


                 
タチネコノメソウ(花弁がなく萼片が4枚、雄しべが黄色い)
目立たないがよく見ると可憐
キブシの花:たくさんぶら下がっています。
       
数輪ですが山頂のヤマザクラの花も咲きだしました

もうすぐ和泉葛城山にも本格的な春がやってきます


2020年4月6日月曜日

4月度のブナ愛樹クラブの定例会は、3月に引き続き休止します

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますので、定例会は3月に引き続き4月度も実施しません。但し、会員有志による自主活動は適宜実施します。自主活動の状況に関してはこのブログでも紹介していきます。
会員外の方は、5月以降に参加申し込みをお願い致します。

2020年4月2日木曜日

3月26日、有志による自主活動のご報告

盛会でした。コロナで例会中止になった3月最後のこの日、自主参加の有志メンバーはトラスト協会のOさんを含め総勢11名。活動内容もひときわ有意なものとなりました。すなわち、スズメバチ対策など今年のクラブにとって重要な準備を実施できたこと、そして、トラスト協会を退職される「われらが愛すべきOさん」の歓送会をささやかながらクラブらしく執り行えたことです。

この日の自主参加の有志メンバーです。


シイタケの菌打ち

前回21日に引き続きシイタケの菌打ちです。盗難に会って新たに購入したドリルがフル稼働。

菌の埋め込み作業。ドリルであけた穴に菌がついたチップを打ち込みます。


オオスズメバチのトラップ

昨年は、スズメバチに5名のメンバーがやられました。幸いなことに応急の対応よろしく大事には至りませんでしたが、二度刺されはキケンとも言われます。対策は喫緊の課題です。

オオスズメバチのトラップを製作しています。
ペットボトルにナイフでHの切り込みをつけ、上をビンの外に、下を内に曲げて窓を作ります。中へ酒、穀物酢、砂糖の溶液を入れれば出来上がり。

6リットルペットボトルの大型を6本、2リットルペットボトルの小型を6本、都合12本を作りました。

これらを各所に仕掛けました。


トラスト協会退職の Oさんの歓送会

お昼はバーベキューでした。
3月末に退職されるトラスト協会のOさんのためのクラブ心づくしの送別会です。熱心に保全活動に取り組み、クラブのサポートにも励んでくださったOさんへ、その未来を祝した宴となりました。Oさんからも「お世話になりました」とお礼の挨拶が。


ドローン闖入?

ブナ林調査をされていた府大の先生の飛び入りがあり、先生ご持参のドローンの実演が見学できました。
上空からこんな映像が簡単に撮影できる! すごい時代になりました。

クラブでも一台いかがでしょうかな。

3月21日、有志による自主活動の報告

コロナなど どこ吹く風と 山は晴れ …コロナは季語にはなりませんかな。

当クラブでは、3月度の定例活動は休止としています。ただ、活動が屋外での少数のメンバーのみが参加するものであることから有志による自主活動は続けています。新型コロナの恐ろしさを忘れることはできませんが、山の上は別天地でした。

快晴に恵まれたこの日、集まった有志は二手に分かれて活動しました。
ひと手はブナ林の視察に、ひと手はシイタケの菌打ちに。

こちらは菌打ちの組。そよ風が快いほどいい天気です。新規購入のチェーンソーは快調です。
あいにく菌うち用の電動ドリルが盗難に会って、メンバー持参の機材で代用。

ドリルであけた穴に菌のチップを打ち込みます。















昼頃の気温は22度。湿度は30%。

一方のブナ林観察組も春の気配をしっかり感じたようで、写真を撮ってきました。ブナの花芽が大きく膨らんでいます。開花も間近です。


ブナの新芽を調査中。樹の上の花芽を双眼鏡を使って観察します。花芽が枝先にどの程度の割合でついているか、0~100%の間で判断して個別のブナの識別番号とともに記録していきます。今年は花芽が多くついているブナが沢山ありこれからの開花、結実が楽しみです。秋には7年ぶりのブナの果実の豊作が期待できます。



お昼は、「はからずものバーベキュー大会」!
実は、この日トラスト協会のOさんが退職されるについて歓送会を執り行う予定だったのですが、予定が狂って有償バーベキュー大会となった次第。盛り上がりましたね。とれたての焼きシイタケも格別です。

この日の自主参加有志。帰り際に撮りました。
コロナを忘れるわけにはいきませんが、いい一日でした。

2020年4月1日水曜日

3月1日と3月12日、有志による自主活動の報告

3月1日、代表の求めに応じて東岸和田駅に集合したメンバーが協議した結果、新型コロナ感染症の拡大防止のため、3月度中の定例会は中止とすることに決まりました。ただ、屋外での少数のメンバーのみが参加する活動であることから、有志による自主活動はこれを続けることとしました。以上は既報どおり。
感染予防に配慮しながら、スズメバチ対策の実施やブナの開花の調査などこの時期の作業を実施していきます。


1日は、シイタケの収穫や給水タンクの整備などを

その日は、駅に集合したメンバーの有志がいつものように山頂の作業小屋へ行き、シイタケの収穫や給水 タンクの整備などを行いました。

 山はキリで霞んでいました。


見るからに美味しそうなシイタケが、豊作です。




5メートルの枝切りノコで、枝払い。濃霧のなかの作業です。






12日には、メンバーのTさんがトラスト協会の気象観測業務に同行。お手伝いをしながら山を視察してきました。

トラスト協会を3月末で退職されるOさんが後任のOさんに観測機器の引継ぎを行う作業でした。コアゾーンの急斜面のあちこちに設置された機器のひとつひとつに当たってチェックし説明する作業はなかなかの大仕事です。予定通り3時半ごろまでかかったとのこと。ベテランメンバーTさんのお手伝いはさぞかし心強かったことでしょう。ご苦労様でした。

トラスト協会の業務引継ぎの様子です。
クラブメンバーのTさんが撮られた写真なので、残念ながらTさんご自身の姿はありません。
一行、コアゾーンに入ります。


急斜面に分け入って…

テクニカルな引継ぎ。


メンテも。

数ある計器の引き継ぎ業務が済んでやれやれ!
ちょうどシータケがたくさんできていましたので、大きいサイズをOさんたちへお土産に。





ブナの花芽が青空に映えていました。


水タンクの下にはツララが。






おつかれ!