2023年4月28日金曜日

4/27 の活動報告

緊急な通報: 登山道の三合目に倒木があり、道をふさいでいました。下山のとき現地を見て、樹冠に蔓が掛かり簡単に外れないので(伐採にはロープ必要、3名で対応か…)、伐採せずに次回にするつもりでしたが、朝井さんが市役所に通報すると、市側でするからとなりました。こうした対処もクラブのミッションのうちです。

 樹冠に蔓が掛かり簡単には外れません。

4/30に通行時にはまだ処理はおわっていませんでした。早急な処理をおねがいしたいものです。(背の高い車は通行要注意です)

午前中はハチトラップ作り
見学者の2名は新緑のブナ林の案内

午後は小屋下の整地


 参加者:9名(土井、山條、藤原、中室、田中、朝井、高原)および見学者2名
  




 まず初めに、見学者のみなさんをご紹介します。自己紹介もあり、和気あいあい! 見学者大歓迎です。

 見学者のみなさんは土井代表とブナ林に向いました。(うち、男性の方、清水氏には入会を申し込んでいただけました。いいね! )

 

朝はハチトラップ作り

 午前中は、ハチトラップ11個作りました。
 例によって、バケツにお酒1.8L、砂糖1kg、酢0.8Lよく混ぜ、400ccを大型のペットボトルに入れます。2cmH字にカッターで切り、上を前に引き上げ、下をビンの中に折り曲げます。
 
 これを、要所の木に吊るします。作業小屋周り6個、百周年植栽地から上の道まで5個仕掛けけました。


お昼は おいしいクラブの名物が!

 お昼には例によって朝井さんの、コシアブラの天ぷら、タラの天ぷら、山條農園のスナップエンドウの天ぷらが供されました。ことに、コシアブラの天ぷらやタラの天ぷらは、この時期のクラブの名物とでも言うべきもの

シイタケ、スナップエンドウ、コシアブラ、タラノメ

午後は小屋下の整地

 午後は、作業小屋テラスの下の整地に取り組みました。サクラの枝、コシアブラの枝を切り、視界を確保しました。

 百周年植栽地のブナ生育チェックでは新芽を確認でき、防護アミで囲みます。

 

網の中の苗木は若葉を順調に出しています。
定着しはじめているようです。

植栽地に建てる標柱の準備もすすんています。
吉崎さんが作成してくれた、リョウブとヤマザクラによる太い標柱です。
表面の切削面に白ペンキを塗装後、固形ペンキで字を書き建てる予定です。


折からの日差しを浴びて、すっかり明るくなりました。

 別の場所に、ササユリの花のつぼみがあるもの4本ほどと、いくつかの一枚葉とを見つけました。一枚葉とはまだまだ花の咲かない「赤ちゃんササユリ」です。
 この花は、山草を象徴するような美しい花を咲かせてくれます。密かに囲っておきました。花の季節はもうすぐです。

ブナ林は新緑で一年で一番美しい季節を迎えています。



岸和田自然資料館のメンバーもブナの調査にこられていました。

山頂道路脇では、アケビとムベの花が並んで咲いていました

山頂草原では、レンガツツジがあちこちで咲き始めです。

コバノミツバツツジに続いて、トサノミツバツツジも咲いています
少し花の色が濃いようにみえます。花柱の子房には長い毛はなく、腺毛が生えています。


山頂の木道(牛滝側)の工事が行われていて、ほぼ完成です。

5/31まで通行止めです


観察デッキも新しくなっています。

坂道のあたらしい木道

【追記】

 トラスト協会主催の「ブナ植栽木の調査」は、無事に4/13,4/20の二日間開催されました。予定していた4/26は雨で中止となり、次回は年末年始を予定しているとのこと。


2023年4月26日水曜日

自主活動 4/17

この日、自主活動として
シイタケの 菌打ちをしました

 参加者:3名( 中室・朝井・高原 )


 晴れてはいるが視界悪く、日陰の「風の通り道」は寒かったです。


 かねて用意のホダギに、ドリルで菌打ちの穴を開けます。

 ホダギ11本に、400個の菌を植えました。


 養生のため、駐車場の奥に井形に組んでおきました。

 雑菌を防ぐためヒノキの葉をかぶしておきます。

 シイタケ収穫が楽しみです。

 1時半、東岸和田駅集合、4時ごろ解散。
(以上、高原 記)   


2023年4月16日日曜日

トラスト協会主催の調査に協力

三日にわたる トラスト協会主催の
「ブナ植栽木の調査」に協力

専門家の指導のもと
クラブからは延べ17名が参加予定!

<作業予定>
.4/6 (木):山條、藤原

・ 4/13(木):藤原、田中、弘田、高原、土井

・ 4/20(木):藤原、田中、弘田、那須、土井、山條 

・ 4/26(水):田中、中室、那須、高原  →雨天中止


・4/6は天候が悪化したので作業地の確認とラベルつくりでした。 

・4月13日は2班に分かれ活動。田中、土井、弘田、藤原、トラスト(藤原)のグループと、前中先生、永野先生、トラスト(石山、永坂)、高原のグループ。

・初めに前中先生より、ブナ植栽木に新しい番号を付け、高さ1.2mの木の周囲の長さ測定、旧ナンバーのある木は根元長さ測定について指導受ける。直径4cm以下はノギスで2点90度測定。

前中先生のグループは自動車道の上の方、対向場所に車を2台駐車して、近く5か所ほどに番号プレートを付ける。

・一ヵ所植樹本数の密度を変えている場所を調査した。

・急傾斜の場所が多く、1か所崩落あり。また植栽木の残存率も低いように思われた。


(以上、高原 記)

4/20は、平成9年植栽地でかなりの急坂でした。スギ植林地を伐採して植栽されていて4か所に分かれて植栽されていました。

トラスト協会から2名、ブナ愛樹クラブからは、藤原、田中、弘田、那須、土井、山條の6名で作業をおこないました。


作業地と作業の確認

崖のような急坂で立っているのも大変
足を滑らしながら移動、暗いせいかササは生えていない。

植栽ブナが倒れていた木の下敷きになって傾いていました

植栽ブナを探して、ラベルを付けて胸高の幹回りを測定

調査地にたてられていた看板、平成9年度に250本のブナを植栽したと書かれています。

 


植栽地に真ん中あたりの谷筋に崖崩れがあり植栽のスギが何本も倒れていました。


4/26は悪天候のため中止となり、秋に継続調査することになりました。

2023年4月6日木曜日

4/2 定例会

 4/2は、植樹後の最初の定例会でした。参加者は、見学者のIさん、会員のお孫さんを含め9名でした。
本日から、昨年12月に入会された中島さんが参加されることになりました。今後よろしくお願いします。

見学者のIさんは、3/4の「和泉葛城山の自然とブナ林を紹介する会」にも参加してくださった方です。

今日の作業は
1.3/21に植栽したブナ苗木の確認
2.ブナの開花状況の調査
3.椎茸のホダ木用のコナラの伐採、採取
4.見学者のブナ林案内



1.植栽したブナ苗木の確認

3/21の植樹会で植栽しブナの苗木のノウサギ食害防止用のネットの固定やブナ苗木の支柱への固定が不十分な部分の改善をおこないました。

6本の苗木の確認中、みどりのネットを固定を改善


手前のブナは10年前に植栽した個体です。

2.ブナの開花状況の調査

本年度もブナの開花状況をコアゾーンのブナを中心に作業道沿いを調査した。
約60本のブナの開花を調査しましたが、今年は開花しているブナが少なく、開花している個体も花芽に割合はごく少なかったです。
ただイヌブナ2本が沢山の花芽をつけていました。


3.椎茸のホダ木用のコナラの伐採、採取

・今年も春の椎茸が沢山取れる季節になり、大量の椎茸が取れました。
・椎茸菌を打ち込むコナラを2本伐採し、ほだ木を制作しました。後日種菌を打ち込む予定です。

椎茸の採取中、大小沢山とれました。

4.見学者のブナ林案内

・ブナ林では今春の花が色々咲いていました。

ヤマザクラの花

キランソウ(別名:ジゴクノカマノフタ)の花

コバノミツバツツジの花

アカシデの雄花

ヒゴスミレの花

ミヤマシキミの雄花

シハイスミレの花

・ブナ林のコアゾーンでは、木道やデッキの修理が始まっていました。しばらくブナ林見学の通路が通行止めになる場所があります。ご注意を!木道やデッキは、破損している部分が多く危険な状態でしたので完成を期待しましょう。

5月31日まで一部通行止めです。

牛滝側の登山道のデッキに通じる道です。


ブナの木の間からデッキを補修しているのが見えています。

・本年度のブナの開花調査を作業道沿いで実施しました。全体的には開花は少なかったのですが、これまで開花がすくなかったイヌブナの開花がみられました。本年度の特徴です。今後継続的にイヌブナの結実がどうなるか確認していきたいと思います。