2019年8月23日金曜日

8月22日 観測機器データの回収とブナ植栽域の草刈りと

8月22日は葛城山頂も猛暑。
クラブメンバー9名とトラスト(公益財団法人大阪みどりのトラスト協会)の職員1名(後列中央のイケメン)の総勢10名の参加でした。


この日はの活動は、二手に分かれました。
一方の観測部隊は、トラストの気象観測機のデータ回収に協力。
一方の草刈り部隊は、作業小屋西側斜面ブナ植栽地周辺の下草刈りを実施。

まずは観測部隊の活動情景をお届けしましょう。
機器の設置地点へと向かいます。ここから先は急な斜面が続きます。





















設置した機器のデータを回収。
設置場所がすぐに分かればラッキー。探し探して時間を費やすこともアリです。なかには故障でデータが取れないことも。慣れるまではなかなか予定通りにはいきません。

ん…、機械も暑かろうに、故障はないか? 
そんな中、咲き誇る花々が元気をくれます。
オオキツネノカミソリもまだ咲いています。
ツルリンドウも咲き始めました。山の秋のおとずれは早い。


一方の下草刈り部隊は、作業小屋西側斜面に降ります。途中スズメバチに出会って長老メンバーが刺され応急処置を急ぎました(これが功を奏し大事には至らなかったよう)。

スズメバチを避けて現場へ。辺りはバッファゾーンのブナ植栽地。うっそうと茂る夏草。この中に植栽したブナの若木がうずもれているはずです。
刈ります。果敢かつ慎重に。
刈ります。
もちろん休憩・給水も大事。
植栽したブナの幼木を愛で、ヘルメットを掛けてそばでひと休み!
周囲の夏草が刈り取られ、すっくと立ったブナの若木を見てやってください。
今回はメンバーの一人が熱中症になりかかるなど、夏場の山仕事の厳しさとそれへの対応策を改めて再確認できた一日でした。

2019年8月19日月曜日

8月17日は作業小屋下周辺の草刈り

お盆明けの8月17日、この日の活動は小屋下周辺の下草刈り。
参加者は6名でした。
























和泉葛城山の夏を代表する花:オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
ヒガンバナよりひと月早く咲く:花の色はあざかやな朱色
花が終わった後にでてくる葉の形を剃刀に例えた名前


2019年8月5日月曜日

8月4日、生い茂る夏草を刈り、作業道は蘇った

8月4日は、さすがに温度は里より低いものの湿度は86%。山の景色がしっとりと霧に隠れているなかでの活動開始です。
この日の計画はバッファゾーン(周辺域)を通る作業道の草刈りと補修工事。クラブに委嘱された活動です。
さらには移植したブナの生育ぶりもしっかりと観察しました。

当日の参加者は7名。



分け入っても山は霧の中…

さて、これは「活動前」の作業道。「ビフォア・アフター」のビフォアの景色であります。

 夏草よ、ゴメン!


草刈り機と手刈りとはそれぞれに役割を分担します。
また、作動中の草刈り機から5メートル以内には立ち入らないことを周知徹底しています。日々新たに確認している安全管理のひとつです。


クラブにはさまざまな「技」が先輩から伝わっています。これもそのひとつ。足場の悪い斜面での草刈りを支えるロープワークです。カッコいい!。

これもまたカッコいい! 地味だけど。

緑のアミ囲いが養生しているのは移植したブナの幼木。周辺も念入りに下草を刈ります。
幼木が無事に成長しているかは気になります。バッファゾーンでのブナの育成はクラブの大切なミッションなのです。

プレートには「2015年3月7日」と刻まれています。移植された日です。

この幼いブナは、しっかりと新芽を蓄えています。健やかです。

中には心配な幼木も……



















さて、これは夏草が刈り取られてよみがえった作業道。「ビフォア・アフター」のアフターであります。ビフォアの景色と比べてご覧ください。



午後の活動は、作業道の補修に取り組みました。

要するに土木工事です。

裁断した丸太は斜面に出来る道の路肩(へり)となって作業道を支えます。
その丸太を支える杭づくりもお手のもの。必要なら何でも作っちゃう!

丸太の路肩は作業道に沿って続きます。

杭を打ち込んで路肩の丸太を止めれば道はしっかりと…。


「作業道=仕事道」は一般の人には無縁の存在(立ち入り禁止)ですが、保全活動のボランティアにとっては仕事を遂行するうえで必須の舞台装置です。

熱中症の危険が声高に言われる今日この頃、リーダー役の「さあ休憩しましょ。給水ですよ」の声でペースを守りながら、この日も無事に作業を終えることができました。