2019年8月5日月曜日

8月4日、生い茂る夏草を刈り、作業道は蘇った

8月4日は、さすがに温度は里より低いものの湿度は86%。山の景色がしっとりと霧に隠れているなかでの活動開始です。
この日の計画はバッファゾーン(周辺域)を通る作業道の草刈りと補修工事。クラブに委嘱された活動です。
さらには移植したブナの生育ぶりもしっかりと観察しました。

当日の参加者は7名。



分け入っても山は霧の中…

さて、これは「活動前」の作業道。「ビフォア・アフター」のビフォアの景色であります。

 夏草よ、ゴメン!


草刈り機と手刈りとはそれぞれに役割を分担します。
また、作動中の草刈り機から5メートル以内には立ち入らないことを周知徹底しています。日々新たに確認している安全管理のひとつです。


クラブにはさまざまな「技」が先輩から伝わっています。これもそのひとつ。足場の悪い斜面での草刈りを支えるロープワークです。カッコいい!。

これもまたカッコいい! 地味だけど。

緑のアミ囲いが養生しているのは移植したブナの幼木。周辺も念入りに下草を刈ります。
幼木が無事に成長しているかは気になります。バッファゾーンでのブナの育成はクラブの大切なミッションなのです。

プレートには「2015年3月7日」と刻まれています。移植された日です。

この幼いブナは、しっかりと新芽を蓄えています。健やかです。

中には心配な幼木も……



















さて、これは夏草が刈り取られてよみがえった作業道。「ビフォア・アフター」のアフターであります。ビフォアの景色と比べてご覧ください。



午後の活動は、作業道の補修に取り組みました。

要するに土木工事です。

裁断した丸太は斜面に出来る道の路肩(へり)となって作業道を支えます。
その丸太を支える杭づくりもお手のもの。必要なら何でも作っちゃう!

丸太の路肩は作業道に沿って続きます。

杭を打ち込んで路肩の丸太を止めれば道はしっかりと…。


「作業道=仕事道」は一般の人には無縁の存在(立ち入り禁止)ですが、保全活動のボランティアにとっては仕事を遂行するうえで必須の舞台装置です。

熱中症の危険が声高に言われる今日この頃、リーダー役の「さあ休憩しましょ。給水ですよ」の声でペースを守りながら、この日も無事に作業を終えることができました。

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