2021年3月26日金曜日

3/25(土)の例会は 雨の中… 
雨にも負けず みなさん頑張りました

 雨の例会でした。午前中はけっこうな降り。午後も止む気配はありませんでしたが、作業に熱くなっているうち、いつの間にか止んでいた…、そんな一日ではありました。


参加者は8名 マスクを取って集合写真
  土井、清水、朝井、中室、藤原、山條、吉崎、高原のメンバー8名が参加。








  11時の気温は9.6度、湿度88%、13時42分の計器は気温9.9度、湿度92%でした


午前中は、シイタケのホダギ班と 駐車場の切り株撤去班の 
二班に分かれて作業を分担

シイタケ栽培のホダギ班
 前回、土井さんが目星をつけていたシイタケ栽培のコナラなど5本を伐採し、収穫。

 


適当な長さに切断した原木はしばらく寝かせると、立派なホダギとなります。

 こうして、シイタケ栽培はクラブライフの大事な楽しみとなります。
 お昼には、朝井女史が採りたてのシイタケを家庭菜園の新タマネギと炒めてサービスしてくれ、おいしいおかずが一品増えました。
 また、この日はシイタケが沢山採れてお土産にもなりました。さらに、11月に行った種拾いの礼金がメンバーに配られるなど、インセンティブも多い一日でした。

別班は 駐車スペースを拡げた切り株撤去を
 別の班は、小屋の駐車場近くの切り株の撤去にあたりました。
 通常、伐採作業は切り株を残したままで終わり、根を掘り起こしてまで切り株を撤去する必要はありません。しかし駐車スペースの整地となれば事情が違ってきます。
 木は枝ぶりに応じしっかりと根を張っていてなかなか抜けるものではなく、困難を極めます。作業は午後にまでおよびましたが、みなさん雨にも負けずよく頑張り、総がかりのチームワークで切り株を撤去。万歳!

このリョウブの木は根を広く深く張っていてスコップやツルハシで掘っても
簡単に抜けません、ロープをかけて引くことにしました。


 

ようやく抜けました

直径10cm程度のリョウブですがこんなに大きな根が広がっていました
この後、大きな穴を埋めて整地しました

2021年3月21日日曜日

 

 和泉葛城山の自然 

和泉葛城山の早春の花(2021/03/20)を更新しました。

 上・帯メニュー右端の[和泉葛城山の自然]を押してください。

3/20 7名が参加 
うち1名は女性の見学ゲスト!

 間際になって参加者が増え、都合7名が集まりました。
 全員マスクを着用していましたが、シャッターの時だけ外して臨みました。

 この日、いつになく華やいだ雰囲気が漂ってのは若い女性のゲスト参加があったためかもしれません。

前列左から、前田・藤原・清水・朝井・
後列左から、土井・前河のメンバーと見学のUさん
 

 到着時(10時)の気温は11.9℃。湿度は54%。




午前中は2班に分かれ、1班はブナの観察と案内ツアーを
 クラブでは見学者がある場合、事情が許す限り案内イベントを実施するようにしています。啓蒙活動の一環です。この日もブナの花芽状況の観察を兼ね、土井代表と前河さんの解説で見学ツアーを実施。お二人の専門的知識は見学者の積極的な関心と相まって充実した時間を紡ぎ出していました。

早春のブナ林を散策
ブナの花の開花はまだですが、ブナ林のカエデ類やコナラ、シデ、ミズメ等の
落葉樹の新芽が少し膨らんでいるのか褐色から赤みがかって
見えるようになってきました。


遠方に白いものがところどころにみえています。


拡大してみるとタムシバ(匂いこぶし)の花です。
 和泉葛城山のブナ林で一番はやく咲く花です。
コブシの花とよく似ていますが、和泉葛城山にはコブシは
自生していません(植栽樹はありますが)
<後ろに見えているのは常緑樹のアカガシです>

もうすぐ、ヤマザクラやコバノミツバツツジ、キブシ、スミレ類などが咲く本格的な春がやってきます。その頃には、ブナの花も開花することでしょう。


班は 駐車場わきの 枯れて倒れそうな松の木を伐採処理
 別班の4名は、かねてから潜在的な課題となっていた駐車場奥の枯れた松の伐採にあたりました。

 斜面ではなく平地とはいえ、倒す方向をコントロールするロープ掛けは安全のため欠かせません。

 ロープワークのあと、対象木の根元に切り込みを入れます。あたりにはチェンソーのエンジン音が響きわたり…

 倒れるのは一瞬の出来事です。


 










 観れば、根元は虫に食われボロボロでした。

 倒した後の作業がまたひと仕事です。
 枝払いをし…








 






 長さ(すなわち重さ)をほどよく切断して…


 適切な場所へとロープで運びます。木は重たい!


 このほかもう一本、駐車スペース拡張のためリョウブを伐採しました。樹皮が剥がれて美しい木肌を現す樹木ですが、陽樹で日当たりが好き。伐採後などの明るくなったところにいち早く成長してやっかいもの扱いされることがあります。伐採後はクラフトなどに使われることしょう。

 ホラね! これまでいっぱいいっぱいだった駐車場のスペースが奥に広がりましたよ。



















 昼休みには、気温は19.4℃と7度も上がって汗ばむくらい。



昼休み 見学者の旺盛な学習意欲に応えた元自衛隊教官
 
 ロープワークは誰もが魅了されるワザですが、今回の見学者も例外ではなく、彼女の学習意欲を一手に受け止めて盛り上げてくれたのは元自衛隊第37普通科連隊教官の清水さんでした。
 自衛隊時代の音に聞こえた厳しさはすっかり影をひそめ、さながら孫に付き合う好々爺そのものでした。

 実はこの人、ロープワーク以外にも自衛隊教官時のノーハウをそっくりそのまま山仕事に持ち込んで「いざというとき」に備えています。例えばバッグの中のクスリ箱にはなんとアンモニアを嗅がせる用具が収まっています。意識不明に陥ったときアンモニアの刺激が意識を戻すのです。実はこれが、かってクラブメンバーの一命を救うことになりました。メンバーが重度の熱中症で救急車を呼んだとき、これで意識を取り戻したのです。
 このほか「いざというとき」のために、経験と独自の工夫に満ちたデバイスをいつも車に積んで山にやってきます。いずれ「清水さん特集」を組んでお届けしたいと企画しています。

午後はあれこれの雑務をこなし 帰路 苗場の視察を
 午後は、シイタケ栽培の母材となるクヌギやコナラなどを探して目星をつけたり、山スミレの自生ソーンを保護する柵を作ったり、広がった駐車スペースの整地をしたり、トラストから頂戴した用具や図書の整理をしたりと、それぞれ思い思いに雑務をこなしました。

 帰路には、全員でふもとの苗場を視察。

 昨年暮れに蒔いたブナの種でしたが、時期が時期が早すぎたのか未だ発芽はありませんでした。
 4月になれば待望のブナの芽が見られるでしょう。期待は膨らみます。


2021年3月11日木曜日

 表紙の写真を更新しました。

 ヘッダー(表紙)の写真を更新しました。今回も土井さんの提供になるもので、2018年の4月に撮った新緑のブナです。

2021年3月9日火曜日

 3/7 今年最初の活動報告です

大阪の緊急事態宣言が解除されたので定例会を予定通り再開しました。 

今年初の活動日となりました。天気は薄曇りか晴れか。関空も望めました。
 参加者8名。うち1名はHPをご覧になった見学のゲスト(男性:鳳より)参加でした






昼には気温は11℃まであがりましたが
朝は4℃でした。




ブナ林の観察・花芽調査と倒木処理

 午前中の活動は2班に分かれ、土井代表と他2名が見学者へのブナ林の案内と今年のブナの花芽の状況を確認しました。

N-1のイヌブナの観察:まだ芽は膨らんでいません。




ゲストの方は、ブナ林を見学しながら熱心にメモしていました。


双眼鏡でブナの花芽を確認しましたが

昨年の果実の殻斗が沢山残っていますが


膨らんだ花芽はまったくみえません。
まだ時期が早いので今後膨らんでくるのを期待しましょう!!



 残る4名は、作業小屋近くの山道の倒木処理を実施。下図のメモは現場の位置や状況を記したものです。


 午前中は4名で、①②の倒木2本を処理しました。

 午後は全員で、③の同じ場所に30度に傾いた樹齢70年位の桧の倒木の処理に取り組みました。
 岡田プロの提案で、まず倒木の根元をチエンソーで切りし倒し、木が落ちなければ枝がかかりの木を「高切ノコ」で高さ1mの所を切る事にしました。結果は「高切ノコ」を使って成功しましたが、岡田さんからは「高切ノコは禁じ手だ。倒木が切っている本人の所に落下する危険がある」と! 落下しても安全が確保できる体制を組んで経験者に従うことが肝要だと。「高切ノコ」が大破したこともあったなどの話が…。





 





処理したヒノキは、作業道脇に



 ④の60度の倒木は次回としました。


シイタケも!

 嬉しいことに、シイタケが出始めました。お昼は焼いてみんなで食しました。

 

小さなシイタケが沢山出てきましたのでこれからが楽しみです



見学者は なんと若者! 

 ゲストの見学者は好青年でした。ブナ林を熱心にメモを取りながら観察の後、午後は、倒木の枝を切ったり、清水さんのロープ技を見たりし、それなりの体験をされたと思います。シイタケとツタのかごをプレゼントされて帰りました。新しいメンバーにと、期待は高まりますが…。




 苗場にブナの芽はまだ見えず
 帰りに塔原のブナ種子をまいた畑を視察しました。不織布でカバーしていました。

 


 目印のそばになにやら新芽? いいえ、ブナの芽ではありません。



 目を凝らしても、ブナの芽は見えず。今しばらく待ちましょう。
風?で不織布が外れていたのでピンをつかって設置しなおしました。
出ていたイネ科の芽生えはある程度抜き取ったようです

設置された看板:表現がちょっと変ですが
設置したばかりなのにもうボロボロ
3/12のトラストとの打ち合わせで古い看板を
再利用したとわかりました!

(ブナの種子を播種した場所のことです)




余談…とんだハプニングで到着おくれも

 この日、山小屋へ上る途中、塔原の人々が軽4数台ゴミでゴミ回収や道の清掃されていました。そして、その先を登ったところで、なんと、軽4がガードレールに衝突。朝6時頃のことだったようです。エンジン停止となり、パトカー、レッカー車が来ていて通行止めに…。おかげで小屋への到着が1時間近く遅れる、とんだハプニングでした。

 









自損事故の様です。
狭い道なので皆様注意しましょう!