2022年3月26日土曜日

3/24 の活動報告
紀ノ川市農林商工部の班長氏の来訪あり。 
土井代表が現況を説明し、
連絡を取り合うよう要請しました。

 参加者は8名。
 



 山の天気は晴れ。
 朝の気温は6度、湿度は77%。午後13時44分の気温は11.7度、湿度は53%。その後14度ぐらいまで上がりました。




ホダギにシイタケの菌打ち

 午前中は、先回伐採したホダギにシイタケの菌打ち500個。ドリルで穴を開けて菌を打ちました。








 完成したホダギは所定の場所で養生。


塔原の藤原さん来訪

 塔原の畑をお借りしている藤原さんが定期的な「ブナ林巡視」で寄られたました。


紀ノ川市役所農林商工部大井氏が来訪

 紀ノ川市役所農林商工部大井班長が来訪されました。
 元売店の店主・中沢さんが、田中先生と相談して
20年ほど前に植樹したブナ47本について打ち合わせ。


 また現地にも土井会長が案内し、植樹ブナの見学など愛樹クラブが坪刈りをし銘板を取り付けたことなどなどを解説今後とも紀の川市と連絡を取り合いたいと要請しました。


シイタケ栽培場の設営

 午後はシイタケ栽培の寒冷紗の張り替え、防風ネットの取り付けを行った。


 完成しました。


恒例、昼休みのロープワーク講座

 お休み時間、清水さんからもやい結びなどの訓練を受ける。写真は人命救助のための結び方。ロープはまさに命網!


 清水さんが、自衛隊教官時代に教材として使っていた「結び」のひな形種を披露してくれました。これを参考に結びの勉強をしたいものです。

 

ブナの花の花芽を確認しました。花芽がふくらんでいるブナも見られました。もう少しで開花がはじまりそうなので次回には花芽調査を実施したいと思います。今年は昨年のよりも花芽が付いているブナが多そうです。


N-164のブナの枝先

道路わきに松枯れが

 危険な松枯れを発見。次回のシゴトです。

2022年3月20日日曜日

3/19 の山仕事は まさに保全活動でした

 この日の参加者は7名。
 清水さんも参加されましたが、この場には間に合いませんでした。

 ベランダからの景色もモヤがかかり、いつもならくっきりと眺望できる関空も真っ白な彼方でした。

 しばらく四月 五月の暖かさが続いた後の冷え込みで、山はいっそう寒く、温度計も6度台を示していました。

 代表が体調不良で急きょ不参加となり、参加者で協議して、この日の活動プログラムがたちまち決まりました。

〈午前中〉
・コアゾーン柵脇の松の木にぶら下った幹の撤去
 
作業道であり、一般の人も通る可能性もあって、落下の危険がある。
・シイタケ原木栽培のためのコナラの切り出し確保
 今年のシイタケ栽培の準備。

〈午後〉
・切り出したコナラの処理
 作業小屋への運搬と寝かせ処理。
・シイタケ原木栽培場の日よけネットの改修
 少々痛んできたネットの修繕。
・その他
 道路脇の、やはり危険な枯れ木の撤去。


コアゾーン柵脇の松の木にぶら下った幹の撤去

 ご覧ください、この光景。なんと、枝が絡んで宙に留まっていますが、いつなんどき落下してもおかしくはない巨木? が作業道の頭上に垂れ下がっているのです。これはなんとかしなくては!(前回作業で除去できなかった部分です)



 というわけで、こんな場合のスペシャリストの出番となります。ロープで身を支え、足には木に食い込む専用スパイクを装着し、さながら忍者のよう!
 
 足場を定めたら、長ノコで随所を切断します。

 こうして、宙ぶらりんだった巨木はついに地上に降りてきました。降ろしてみれば、こんなにもデカい! 

 
 まだあちらこちらの木に引っかかっているこの幹を
ロープワークでコントロールしながらチェンソーで切断。        
  作業道のわきに並べて、このオオシゴトも一件落着。夏にはこの作業道を通る講座を実施するよていn


今年のシイタケ栽培にコナラの切り出し確保

 シイタケの原木栽培はクラブメンバーの楽しみのひとつで、毎年、新たに原木を準備しています。しかるべき区域のコナラを探します。


 目当てのコナラが決まったら、ここでもロープワークとチェンソーワークのコンビネーションで、
コナラをコントロールしながら切り出します

 コナラはその場で原木サイズに玉切りします。

 玉切りしたコナラを道路まで運びます。



 道路脇に並べたコナラを小屋前の広場まで台車で運びます。
 
 原木サイズのコナラは、広場の木製タイルが敷き詰められた
一角に井桁に積んで寝かせます。

 上にはヒノキの枝葉で覆います。適度に乾燥を防ぎ、ヒノキの抗菌効果がシイタケ菌を邪魔する雑菌を押さえてくれるのです。


 これで今年の新たな原木の準備はなりました。

シイタケ原木栽培場の日よけネットの改修

 午後のシゴトは、少々痛んできた日よけネットの補修です。


 新たに杭を打ち、


 ネットを張り、ひとまず修繕は完了。



道路脇のキケンな倒木の撤去

 午後、時間に余裕のついでに、かねて気になっていた道路わきの倒木を片付けました。長ノコが柵越しに役立ちます。今日は大活躍!

 目的は、道路の通行に危険がないように、です。司令塔役のメンバーが道路側に回り、伐採後の処理が安全かどうかを確認します。


岡本館長と田中先生のご来訪

 この日の終わりごろ、岸和田市自然資料館の岡本館長と田中先生(右)がお立ち寄りくださいました。総務の朝井さんが何やら難し気な交渉をしておいでの様子です。

 気がつけば、いつしかモヤも晴れ、ベランダからの関空の眺望も回復していました。

 モヤは晴れたものの、午後になっても気温は7度とほとんど上がらず、寒々しい一日でした。




2022年3月9日水曜日

 

3/6 今年最初のブナ愛樹クラブの活動日
和泉葛城山はところどころに残雪も…

 この日の参加者は9名。
 

 晴れ時々曇り、風があり温度は、昼でも2度を切り寒い一日でした。
10時まえは、0.9℃


 お昼過ぎには小雪もちらほらと… 

午前中はブナ林の散策(花芽の観察と播種・育成ブナの確認)

ブナの花芽には早く、まだ見ることはできませんでした。ブナの木によっては枝先が少し膨らみかけているものが見えましたがまだ花芽かはっきりしません。例年だと4月はじめに開花するはずです。
ブナの枝先

N-458のブナ

・下のデッキの下の作業道沿いに、20年ほど前、愛樹クラブの大先輩(ブナ愛樹クラブの初代会長の相木さん他)が、バッファゾーンの一角に(ブナの苗木が植栽されている区域)にブナの種子を播種した場所があります(緑のネットで囲われています。)。
・その場所では、種子から多くのブナが発芽し、何本かが成長しているので、その状況を確認にいきました。

緑のネットに囲われた中の赤テープをつけたのが実生から育てたブナの幼樹5本

・囲いの中では現在5本のブナが大きいもので樹高3mほどに成長しているのが確認できました。かなり密生して成長しているので一番大きな1本を残して残りは別の場所に移植するほうがよさそうです。来年春の移植を検討したいと思います。
・今回種子を播種したときに、水やりに使用した20リットルのボリタンクやジョウロ、バケツが見つかりました。長年放置されていたので劣化していましたが、水がないこの場所まで水を運んで苗を育成した先輩の苦労に思いを馳せました。
・この苗と周りにある森林組合が植樹したブナの坪刈りなどもしました。
見つかった青いポリタン:小屋に持ち帰りましたが
劣化して割れていました。

ブナの種子を播種した斜面:緑のネットが見える、周りはイヌシデ、コナラやリョウブ


 お昼には朝井さんの豚汁が出て、冷えた体が温もりました。
シイタケはまだ1~2cm程度と小さいです。
4月になると食べられるでしょう

午後は 会議と作業道の整備
 
午後は、今年初めての活動日とあって、来年度の植樹の計画の打ち合わせや、今年も引き続き開催する学生ボランティア講座のクラフトなどについても意見を出し合いました。


 会議のあと、気象観測機近くの作業道上にかかる倒木を処理。作業前写真(上)と処理後(下)。
作業道の上に倒れかかっているアカマツの枝
(通行に危険があります)

ロープをかけて慎重に作業を進めます


まだ完全には枝の除去はできませんでしたが、とりあえず作業道への影響はないと判断しています。→3/19の定例会時に除去しました

 また、昨年末、紀の川市に伐採を依頼していた枯れ松が、ごらんの通りきれいになっていました。同市道路河川課に連絡し、場所の確認などしていたものです。これで一安心! 

山頂道路脇で道路上に倒れかかっていたアカマツ、昨年12月の活動で、愛樹クラブが高枝切ノコで危険な一部の枝を切断・除去したのですが、高いところが残っていて倒木の危険がまだ残っていました。何しろ重量たっぷりの枯れ木が道路に覆いかぶさっていたのですから…。

太い幹を切断し除去されていました。


昨年12月の作業状況




 帰りに、作業小屋近くの道の端でフキノトウを見つけました。もう春ですね。
 タラの芽やイタドリ、ワラビももうすぐ芽を出すでしょう。ミヤマシキミの蕾も大きくなってきました。


 
ミヤマシキミ


和泉葛城山よ、ことしもよろしく!