2022年6月24日金曜日

6/23 の活動報告

梅雨どきの晴れ間の活動日でした
ふもとの苗畑の草刈も!

 この日の参加者は10名。

 気温25度・湿度75%の晴天で、下山時には70%まで下がりましたが、蒸し暑い日でした。


森林組合の皆さんと
トラストの石山さんが来訪 

ナラ枯れ対策施工とのこと

 午前に大阪府森林組合の方々とトラストの石山さんが来訪。ナラ枯れ薬剤注入対策中とのこと。

同時に2018年に倒木したブナの標本を採取して生育状況を調査するために根本から輪切りにして運び出す作業を実施されたとのこと。胸高直径が60cmを超えるブナで輪切りにしても数十キロもあるサンプルを森林組合の方一人で斜面を担ぎ上げたそうです。すごい力ですね。

 石山さんは午後の苗畑整備にも同行してくださいました。

ササユリの開花が
今年は多いよう

 ササユリが作業道ちかくに群生、今年は山頂周辺を含め開花本数が多いように感じられますが、年々数を減らしているので残念です。小屋の前にあったササユリも堀とられてなくなりました。植物は写真で写すだけにしましょう!

 

 特にこの一輪は入口で咲き誇り、我々を歓迎しているかのようです。盗掘されないことを祈るばかりです。


塀の柵に使うヒノキの伐採と 皮剥ぎと…
チームワークです

 午前中は、吉崎さんが玄関入り口の塀に使うヒノキの伐採をしました。小屋脇の階段の補修や
 運ばれた材は皮を剥いで使いますが、これもひと仕事!  午後にかけて岡田さん(中央)が皮剥ぎ。

 お元気な最長老を、見守る人、手伝う人、チームワークここにありです。



捕獲したスズメバチ 数えてみればなんと90匹越え!
新たにトラップ8個を仕掛けました

 ハチトラップを前に8個仕掛けたトラップを持ち帰り、捕獲したハチの数を数えた。オオスズメバチ47匹、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ34匹、その他に以前戸袋に巣をつくったモンスズメバチやシデムシやアブの仲間が沢山トラップされたていました。、スズメバチ類だけでなんと90匹を越えました。

 以前、5個新たに仕掛けたましたが、引き続き8個仕掛けました。


昼にはトウモロコシの差し入れも

 お昼にはまたまた差し入れ!「山條農園」のお嫁さんがあさイチで収穫し茹でてくれたトウモロコシでした。美味しかったな! ありがとうごさいます。

 

午後からは
みんなで道沿いの除草

 午後からはみんなで道沿いの除草に汗を流しました。


帰路 ふもとの苗畑の夏草刈りを…
虎の子のブナの若木5株を確認!

 前回、土井さんが下見していた塔原の苗場は、見ての通り等身丈に育った夏草に覆われ、どこにブナの若木があるのかも分からない状態でした。


 時に下山し、みんなでふもと塔原のブナ苗畑へ向かいました。
 草刈り機で除草。この日に予定していた重要な作業でした。


ブナの若木5株を確認

 獣除け電柵の内側を重点的に探索して、ブナの若木(20~50㎝)5株の生存を確認。周囲をつぼ刈りして目印にポールを建てました。ピンクのリボンが目印です。  

 虎の子のブナの苗木5本は、他の苗木と合わせて今年度にバッファーゾーンへ移植を予定しています。

葉を広げたブナの苗木(目印の支柱とテープを取り付けています)


山の草木は今を盛りと

 和泉葛城山の自然は、ササユリの他にも、ギンリョウソウ、カキノハグサ、タツナミソウ、ツルアリドウシ、ヤマアジサイ、ウメガサソウ、イチヤクソ、オオバノトンボソウなどなどが今を盛りと咲き乱れています。

カキノハグサ(大阪府絶滅危惧Ⅱ類)

イチヤクソウ


ナガバモミジイチゴの果実(美味しいです)



ゼフィルスの仲間が数頭が群れて、飛び回っていました。羽裏の紋を確認すると
オオミドリシジミの様です。表面の緑がわずかに見えているのでオスです。


 元売店横のブナは、一部が虫食いのため落下もありますが、まだ果実がたくさん残っています。ブナよ、元気でいてくれ!

・落下した果実を割って確認すると虫食い跡の穴があり、果実の中には糞がいっぱい詰まっています。ブナヒメシンクイ(蛾)の幼虫の仕業と思われます。幼虫がまだいる果実もありました。被害を受けた果実をブナ自ら落としているのだと思われます。

・ブナは、6月頃に一旦養分を吸収するのをやめて、ブナヒメシンクイに食害された果実を選別して落したた後、養分の吸収を再開するといわれています。ブナの戦略はすごいです。ただ2000年の豊作の時には、夏の暑さのためが残った果実が充実せず粃(シイナ)になってしまいました。夏場に十分な養分が吸収できず果実が成長できなかったのかもしれません。今年の夏もそうとうな猛暑になりそうなので今後が心配です。

虫食いの穴が見える果実(2つに割ったところ)


 苗畑のちかくに、岸和田市の景観重要樹木に指定されているソメイヨシノがありますので帰りに寄ってみました。今の時期はひっそりと葉を広げています。





2022年6月18日土曜日

6/18 の活動報告

梅雨入りにも
予定通り山に入りました

 本日の参加は7名。

後列左から、土井・藤原
前列左から、那須・中室・前田・吉崎・朝井のメンバー諸氏




 いつもなら鮮やかに目に入る
関空も、この日は雲に遮られ、かすんでいます。
  
 温度計も、気温は20度、湿度は80%。
山は涼しいです。



もっぱら草刈り

 既に梅雨入りと報じられているだけに午後の降雨が予想されました。で、間伐など大掛かりな作業は選ばず、もっぱら草刈に励むことになりました。
 そうと決まったら、いち早く草刈り機の準備です。

 作業道の草刈が優先です。



 草刈り機が得意でないメンバーは長柄鎌で草刈りを。草刈り機は慣れたメンバーが使用することがフツー。安全第一
です。


 小屋前の広場の片隅でヒゴス
ミレが自生しています。この場所では秋にはリュウノウギクやアキノキリンソウが花をさかせます。ここの笹刈りをお目付け役のカントクのもと、草刈り機の作業が慎重に進みます。


もっぱらイベントの準備 

 また、柵の防腐剤の塗装も乾燥が望めず柵も濡れていることから、これも選択肢から外れました。代わって学生講座などのイベントでクラフトの材料づくりにもっぱら励むメンバーも。
  
 この人、お化けシイタケが採れたとあって作業を中断し、おどけて見せました。
  

 さらに、家に持ち帰り、フライパンに入れてみたら面白かろうと、やってみましたね! フライパンの直径を計ってみたら 26.5cm。まさにお化けシイタケひとつに占領されたフライパンでした。 お店では到底買えないシロモノです。

 折も良く炊事当番だったので一皿追加 ❣  見た目とは異なり大味なことも堅めなこともなく、じつに美味しい役得でありました。


午後は雨で下山

 昼食時、雨がぽつぽつと。午後は雨です。
 ベランダからの眺望も、ガスが立ち上って、朝にはぼんやりと見えた関空も全く見えなくなりました。

 温度計も、気温は18℃、湿度は93%を指しています。涼しいのを通り越して寒いほどでした。

 午後の活動は取り止めにし、下山しました。

塔原の苗畑

早く切り上げたので、帰りに久しぶりに塔原のブナの苗畑によってみました。
苗畑は春から伸びた草が繁茂して、どこにブナの苗があるか、全く見えない状態です。

ブナの苗が草に埋もれてどこにあるかわかりません。電気柵も見えない状態です。
もっともこんな状態ではイノシシも入ってこないでしょう

ようやく見つけたブナの苗木、草の間で葉を広げています。

伸びてきた、ススキやセイタカアワダチソウなどの草をかき分けブナの苗木をさがしましたが見つかったのは2本だけであとの3本は確認できませんでした。
草の中をあるきまわると、気が付かずに苗木を痛めてしまいそうですので、今後草刈りをして確認する必要があります。来春には植樹する予定の苗です。





2022年6月6日月曜日


6/5  活動報告:
作業小屋周辺の整備を

 この日の参加者は6名。脇に鎮座するのは、このほど購入した電動アシスト自転車であります。トイレへの往復その他に…。
後列左から、弘田・藤原
前列左から、梶川・朝井・岡田・中室 のメンバー諸氏


午前中:主として小屋周辺の保全活動

 天気予報は午前中は曇りでしたが、ポツリと来た時に備えて近場で済ませることにし、作業小屋周辺の整備にかかりました。枝払い、草刈りなどです。



スズメバチトラップの追加作成も

 スズメバチトラップを5本ほど追加作成し、配置しました。

 ハチトラップ作りの最中にちょっと面白い写真が撮れました。オオスズメバチがハチトラップにやってきて止まっているところです。おそらくアルコールの匂いに惹かれて飛んで来たのでしょうが、トラップが未完成であったのはハチにとって幸運でした。ほどなく彼方へ飛んでいき、ヒトもハチも無事 ❣


 前回配置したトラップ2か所に、オオスズメバチ数匹が入っているのを確認。
 
 
その他、小型のハチ、アブ、ハエなども多数。


 昼食後、降雨が予想されたので午後の作業は中止とし、下山しました。担当者の好判断で、午前中だけでも活動できたのは何よりでした。