梅雨どきの晴れ間の活動日でした
ふもとの苗畑の草刈も!
この日の参加者は10名。
気温25度・湿度75%の晴天で、下山時には70%まで下がりましたが、蒸し暑い日でした。
森林組合の皆さんと
トラストの石山さんが来訪
ナラ枯れ対策施工とのこと
午前に大阪府森林組合の方々とトラストの石山さんが来訪。ナラ枯れ薬剤注入対策中とのこと。
同時に2018年に倒木したブナの標本を採取して生育状況を調査するために根本から輪切りにして運び出す作業を実施されたとのこと。胸高直径が60cmを超えるブナで輪切りにしても数十キロもあるサンプルを森林組合の方一人で斜面を担ぎ上げたそうです。すごい力ですね。
石山さんは午後の苗畑整備にも同行してくださいました。
ササユリの開花が
今年は多いよう
ササユリが作業道ちかくに群生、今年は山頂周辺を含め開花本数が多いように感じられますが、年々数を減らしているので残念です。小屋の前にあったササユリも堀とられてなくなりました。植物は写真で写すだけにしましょう!
特にこの一輪は入口で咲き誇り、我々を歓迎しているかのようです。
塀の柵に使うヒノキの伐採と 皮剥ぎと…
チームワークです
午前中は、吉崎さんが玄関入り口の塀に使うヒノキの伐採をしました。小屋脇の階段の補修や
運ばれた材は皮を剥いで使いますが、これもひと仕事! 午後にかけて岡田さん(中央)が皮剥ぎ。
捕獲したスズメバチ 数えてみればなんと90匹越え!
新たにトラップ8個を仕掛けました
ハチトラップを前に8個仕掛けたトラップを持ち帰り、捕獲したハチの数を数えた。オオスズメバチ47匹、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ34匹、その他に以前戸袋に巣をつくったモンスズメバチやシデムシやアブの仲間が沢山トラップされたていました。、スズメバチ類だけでなんと90匹を越えました。
以前、5個新たに仕掛けたましたが、引き続き8個仕掛けました。
昼にはトウモロコシの差し入れも
お昼にはまたまた差し入れ!「山條農園」のお嫁さんがあさイチで収穫し茹でてくれたトウモロコシでした。美味しかったな! ありがとうごさいます。
午後からは
みんなで道沿いの除草
帰路 ふもとの苗畑の夏草刈りを…
虎の子のブナの若木5株を確認!
前回、土井さんが下見していた塔原の苗場は、見ての通り等身丈に育った夏草に覆われ、どこにブナの若木があるのかも分からない状態でした。
2時に下山し、みんなでふもと塔原のブナ苗畑へ向かいました。
草刈り機で除草。この日に予定していた重要な作業でした。
ブナの若木5株を確認
獣除け電柵の内側を重点的に探索して、ブナの若木(20~50㎝)5株の生存を確認。周囲をつぼ刈りして目印にポールを建てました。ピンクのリボンが目印です。
虎の子のブナの苗木5本は、他の苗木と合わせて今年度にバッファーゾーンへ移植を予定しています。
葉を広げたブナの苗木(目印の支柱とテープを取り付けています) |
山の草木は今を盛りと
和泉葛城山の自然は、ササユリの他にも、ギンリョウソウ、カキノハグサ、タツナミソウ、ツルアリドウシ、ヤマアジサイ、ウメガサソウ、イチヤクソ、オオバノトンボソウなどなどが今を盛りと咲き乱れています。
カキノハグサ(大阪府絶滅危惧Ⅱ類) |
イチヤクソウ |
ナガバモミジイチゴの果実(美味しいです) ゼフィルスの仲間が数頭が群れて、飛び回っていました。羽裏の紋を確認すると オオミドリシジミの様です。表面の緑がわずかに見えているのでオスです。 |
元売店横のブナは、一部が虫食いのため落下もありますが、まだ果実がたくさん残っています。ブナよ、元気でいてくれ!
・落下した果実を割って確認すると虫食い跡の穴があり、果実の中には糞がいっぱい詰まっています。ブナヒメシンクイ(蛾)の幼虫の仕業と思われます。幼虫がまだいる果実もありました。被害を受けた果実をブナ自ら落としているのだと思われます。
・ブナは、6月頃に一旦養分を吸収するのをやめて、ブナヒメシンクイに食害された果実を選別して落したた後、養分の吸収を再開するといわれています。ブナの戦略はすごいです。ただ2000年の豊作の時には、夏の暑さのためが残った果実が充実せず粃(シイナ)になってしまいました。夏場に十分な養分が吸収できず果実が成長できなかったのかもしれません。今年の夏もそうとうな猛暑になりそうなので今後が心配です。
虫食いの穴が見える果実(2つに割ったところ) |
苗畑のちかくに、岸和田市の景観重要樹木に指定されているソメイヨシノがありますので帰りに寄ってみました。今の時期はひっそりと葉を広げています。
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