2020年11月6日金曜日

11月5日 再度、ブナの種子採取!

<遅くなりましたが掲載します>

<テレビ岸和田(TVK)の最新の4Kカメラによる撮影・取材がありました。>

定例会ではないので本日の参加者は4名、テレビ岸和田のスタッフ(カメラマン)が2名参加されて、ブナの結実の様子やブナの種子の採取の状況、ブナの種子の精選の様子を取材されました。後日放送されるとのことです。
岸和田自然資料館の岡本館長と田中先生が同行して参加されました。



ブナ林のコアゾーンの木道で取材中のテレビ岸和田のカメラマン。
全国でも数台しかない最近式の4Kカメラを初めて使うそうです。
どんな映像になるか放送が楽しみです。上方の枝を撮っています。

  山頂駐車場に駐車中のテレビ岸和田の取材車

       TVK自慢の4Kカメラ、SONY製でシリアル番号がシングル、Canonのズームレンズ付き、高級車が買えるぐらいの値段とか。


  昼でも気温は、10℃、ただし日差しがあったので寒さはそれほど感じません。

この日は、デッキ1,2とブナ愛樹クラブが設置した種子トラップに落下した種子を集めました。種子は沢山落下していますが。

上のデッキ1:落ち葉も除去し今後の種子落下に備えました

岡本館長は、樹に登りネットでブナの樹にまだついている殻斗・種子の採取を試みられました。(ちょっと危ない!見ている皆は、はらはら)

     木道の種子も集めます。


  デッキの上にはブナの葉と種子が足の踏み場もないほど落ちています。



ブナ愛樹クラブが設置したトラッフのも種子が落下しています。


午後は、採取したブナの種子の精選をしました。水に浮く種子は、中の実(胚乳)が成長不良や虫に食べられた種子で発芽しないのでバットを使って選り分けました。残念ながら今日採取した種子もほとんどが浮いてしましました。
(テレビ岸和田のカメラマンは熱心に作業を取材されました)



採取したブナの果実・葉を、篩で葉と果実に選り分けた後、唐箕(とうみ)の代わりに浅丸ザル(梅干し用?)を使って、種子と雑物を風と手技で選り分けます。

  選り分けた種子を水を入れたパットに浮かべて、沈む種子を選り分けましたが、残念ならほとんどが浮いてしまいました。



浮いた種子は割ってみると中に虫の糞(ブナヒメシンクイ蛾の幼虫の食害)がいっばい詰まった種子(下の写真)や、子葉が育たず空っぽの種子で外から見ると凹んでいます。


 周辺のブナ林は黄色くなっています。これらか徐々に褐色になり落葉していきます。













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