2020年11月9日月曜日

11/8 メンバー3名で種子回収を実施しました 

 11月8日、田中先生・山條さん・高原の3名でバッファゾーンでブナの種子採取を実施しました。11月5日に続いての活動です。ブナが実を落とすこの時期、頻繁な採取が望まれます。いま、採取頻度は喫緊の課題です。
 今回の採取は、テラス2か所と神社手前参道の3カ所で実施しました。9時半から13時15分までの作業でした。
(高原)


まずはテラスの種子回収


 手始めに、前回に引き続き2か所のテラスで種子採取を実施しました。辺りは写真のように前日夜中までの雨で濡れています。

 現場での選別も手間なので枯葉ごと集めることにしました。集めたテラスの種子や殻斗は落ち葉などと一緒に持ち帰ります。





















 というわけで、テラスは2か所とも掃除完了です。
 テラスで集めた落ち葉混じりの種子は作業小屋に持ち帰り、ブルーシートの上で乾燥。果たして沈降テストの成績はどうでしょうか?



さらに神社手前の<N313>の木の下で100粒!


 神社手前の左側コアーゾーンに日当たりの恵まれたN313のブナがあります。このブナの種子を神社参道のエリアで100粒ほど拾うことが出来ました。
「ほう、これがブナの実ですか」
「豊作の年なんですね」
 採取の手を止めて、通りすがりのハイカーと語らうメンバー。

 ここの種子はテラスに比べ少し大きく、午後からの沈降テストでも10%程合格。(テラスは合格が非常に少なかった。)


<次回の予定>

・田中先生の指導で次回の予定日11/16(月)に、主にブナの木の下で種採取する予定です。木の下の採取は種が見にくいので簡単には取れません。
・採取場所は先生から指示があります。
・当日の状況を見て、その次の採取日を決めます。


ブナをもっと知ってもらおう!

 この日も葛城山は登山者やサイクリングツアーでにぎわいました。そんな皆さんに田中先生が丁寧にブナの状況を説明。
「水に沈まなアカンのですわ」
 ブナを知らない人が多い中、こうした啓蒙活動もクラブの大切な使命です。



1 件のコメント:

  1. 11/1にテラスで採取した種子の沈降テストの成績がが800分の1だったのは、落とした木の違いもあったのかな。テラスで採取した種子はたぶん特定の1本から落ちたものだったのでしょうから…。

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