2022年3月20日日曜日

3/19 の山仕事は まさに保全活動でした

 この日の参加者は7名。
 清水さんも参加されましたが、この場には間に合いませんでした。

 ベランダからの景色もモヤがかかり、いつもならくっきりと眺望できる関空も真っ白な彼方でした。

 しばらく四月 五月の暖かさが続いた後の冷え込みで、山はいっそう寒く、温度計も6度台を示していました。

 代表が体調不良で急きょ不参加となり、参加者で協議して、この日の活動プログラムがたちまち決まりました。

〈午前中〉
・コアゾーン柵脇の松の木にぶら下った幹の撤去
 
作業道であり、一般の人も通る可能性もあって、落下の危険がある。
・シイタケ原木栽培のためのコナラの切り出し確保
 今年のシイタケ栽培の準備。

〈午後〉
・切り出したコナラの処理
 作業小屋への運搬と寝かせ処理。
・シイタケ原木栽培場の日よけネットの改修
 少々痛んできたネットの修繕。
・その他
 道路脇の、やはり危険な枯れ木の撤去。


コアゾーン柵脇の松の木にぶら下った幹の撤去

 ご覧ください、この光景。なんと、枝が絡んで宙に留まっていますが、いつなんどき落下してもおかしくはない巨木? が作業道の頭上に垂れ下がっているのです。これはなんとかしなくては!(前回作業で除去できなかった部分です)



 というわけで、こんな場合のスペシャリストの出番となります。ロープで身を支え、足には木に食い込む専用スパイクを装着し、さながら忍者のよう!
 
 足場を定めたら、長ノコで随所を切断します。

 こうして、宙ぶらりんだった巨木はついに地上に降りてきました。降ろしてみれば、こんなにもデカい! 

 
 まだあちらこちらの木に引っかかっているこの幹を
ロープワークでコントロールしながらチェンソーで切断。        
  作業道のわきに並べて、このオオシゴトも一件落着。夏にはこの作業道を通る講座を実施するよていn


今年のシイタケ栽培にコナラの切り出し確保

 シイタケの原木栽培はクラブメンバーの楽しみのひとつで、毎年、新たに原木を準備しています。しかるべき区域のコナラを探します。


 目当てのコナラが決まったら、ここでもロープワークとチェンソーワークのコンビネーションで、
コナラをコントロールしながら切り出します

 コナラはその場で原木サイズに玉切りします。

 玉切りしたコナラを道路まで運びます。



 道路脇に並べたコナラを小屋前の広場まで台車で運びます。
 
 原木サイズのコナラは、広場の木製タイルが敷き詰められた
一角に井桁に積んで寝かせます。

 上にはヒノキの枝葉で覆います。適度に乾燥を防ぎ、ヒノキの抗菌効果がシイタケ菌を邪魔する雑菌を押さえてくれるのです。


 これで今年の新たな原木の準備はなりました。

シイタケ原木栽培場の日よけネットの改修

 午後のシゴトは、少々痛んできた日よけネットの補修です。


 新たに杭を打ち、


 ネットを張り、ひとまず修繕は完了。



道路脇のキケンな倒木の撤去

 午後、時間に余裕のついでに、かねて気になっていた道路わきの倒木を片付けました。長ノコが柵越しに役立ちます。今日は大活躍!

 目的は、道路の通行に危険がないように、です。司令塔役のメンバーが道路側に回り、伐採後の処理が安全かどうかを確認します。


岡本館長と田中先生のご来訪

 この日の終わりごろ、岸和田市自然資料館の岡本館長と田中先生(右)がお立ち寄りくださいました。総務の朝井さんが何やら難し気な交渉をしておいでの様子です。

 気がつけば、いつしかモヤも晴れ、ベランダからの関空の眺望も回復していました。

 モヤは晴れたものの、午後になっても気温は7度とほとんど上がらず、寒々しい一日でした。




0 件のコメント:

コメントを投稿