2022年3月9日水曜日

 

3/6 今年最初のブナ愛樹クラブの活動日
和泉葛城山はところどころに残雪も…

 この日の参加者は9名。
 

 晴れ時々曇り、風があり温度は、昼でも2度を切り寒い一日でした。
10時まえは、0.9℃


 お昼過ぎには小雪もちらほらと… 

午前中はブナ林の散策(花芽の観察と播種・育成ブナの確認)

ブナの花芽には早く、まだ見ることはできませんでした。ブナの木によっては枝先が少し膨らみかけているものが見えましたがまだ花芽かはっきりしません。例年だと4月はじめに開花するはずです。
ブナの枝先

N-458のブナ

・下のデッキの下の作業道沿いに、20年ほど前、愛樹クラブの大先輩(ブナ愛樹クラブの初代会長の相木さん他)が、バッファゾーンの一角に(ブナの苗木が植栽されている区域)にブナの種子を播種した場所があります(緑のネットで囲われています。)。
・その場所では、種子から多くのブナが発芽し、何本かが成長しているので、その状況を確認にいきました。

緑のネットに囲われた中の赤テープをつけたのが実生から育てたブナの幼樹5本

・囲いの中では現在5本のブナが大きいもので樹高3mほどに成長しているのが確認できました。かなり密生して成長しているので一番大きな1本を残して残りは別の場所に移植するほうがよさそうです。来年春の移植を検討したいと思います。
・今回種子を播種したときに、水やりに使用した20リットルのボリタンクやジョウロ、バケツが見つかりました。長年放置されていたので劣化していましたが、水がないこの場所まで水を運んで苗を育成した先輩の苦労に思いを馳せました。
・この苗と周りにある森林組合が植樹したブナの坪刈りなどもしました。
見つかった青いポリタン:小屋に持ち帰りましたが
劣化して割れていました。

ブナの種子を播種した斜面:緑のネットが見える、周りはイヌシデ、コナラやリョウブ


 お昼には朝井さんの豚汁が出て、冷えた体が温もりました。
シイタケはまだ1~2cm程度と小さいです。
4月になると食べられるでしょう

午後は 会議と作業道の整備
 
午後は、今年初めての活動日とあって、来年度の植樹の計画の打ち合わせや、今年も引き続き開催する学生ボランティア講座のクラフトなどについても意見を出し合いました。


 会議のあと、気象観測機近くの作業道上にかかる倒木を処理。作業前写真(上)と処理後(下)。
作業道の上に倒れかかっているアカマツの枝
(通行に危険があります)

ロープをかけて慎重に作業を進めます


まだ完全には枝の除去はできませんでしたが、とりあえず作業道への影響はないと判断しています。→3/19の定例会時に除去しました

 また、昨年末、紀の川市に伐採を依頼していた枯れ松が、ごらんの通りきれいになっていました。同市道路河川課に連絡し、場所の確認などしていたものです。これで一安心! 

山頂道路脇で道路上に倒れかかっていたアカマツ、昨年12月の活動で、愛樹クラブが高枝切ノコで危険な一部の枝を切断・除去したのですが、高いところが残っていて倒木の危険がまだ残っていました。何しろ重量たっぷりの枯れ木が道路に覆いかぶさっていたのですから…。

太い幹を切断し除去されていました。


昨年12月の作業状況




 帰りに、作業小屋近くの道の端でフキノトウを見つけました。もう春ですね。
 タラの芽やイタドリ、ワラビももうすぐ芽を出すでしょう。ミヤマシキミの蕾も大きくなってきました。


 
ミヤマシキミ


和泉葛城山よ、ことしもよろしく!


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