8/25の活動報告
8/25日は、環境事業協会主催の「学生ボランティア養成講座(第二期)」の本番です。受講生は、予定より大幅に減って、13名でした。コロナ感染の影響があったようです。
講座は午前中は、ブナ林の観察、午後がヒノキの伐採体験、木の実のクラフト作りと盛り沢山でした。サプライスのお土産も。
ブナ愛樹クラブのメンバーが何日もかけて準備してきたので、新しい体験を楽しんでもらえたのではないかと思います。この体験を通じてブナ林への理解を深め、ブナ林の保護活動にも参加していただければと期待しています。
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<講座の最後に撮った全員での記念写真> 受講生、ブナ愛樹クラブのメンバー、環境事業協会のスタッフ全員です。 受講生は、ブナ愛樹クラブの吉崎さん手作りのお土産を手にしています。 若い笑顔がまぶしいです。 |
1.午前中のブナ林観察
・午前中は、天然記念物に指定されている和泉葛城山のブナ林の中を散策しながら、生物多様性がおおきな天然林を楽しんでもらいました。
最初のブナとブナ林の概要の説明。到着がおくれたので説明は簡単にしてブナ林の観察に向かいました。最初に見たのは、果実をつけているブナ。眼の前でブナの果実が見られる貴重な場所です。 |
観測装置では、気温、降水量、風速・風向、土壌水分量などを継続測定しています。 |
2)ヒノキの伐採、玉切り体験
・2班に分かれて、尾根の上部と下部の2箇所で、樹齢60年近いヒノキを伐採する体験を実施しました。何トンもあるヒノキの大木ですので危険がともなうので十分な安全対策と事前説明をして、受講生全員に自分でノコギリを使って伐採を行行ってもらいました。
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まずは受け口つくりから(尾根の下のヒノキ) |
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腰を落として!(尾根の上のヒノキ) |
受け口ができたら追い口の準備にかかります。方向を慎重に確認しています。
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追い口の切り始めが難しい |
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追い口ができてら全員でロープを引いて伐倒 |
伐倒したヒノキを吉崎さん持参の貴重なノコギリをつかって玉切り体験をおこなってもらいました。どれも今は博物館でしか見られない鋸です。
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準備した特製の馬に伐倒した丸太をのせて準備完了。 |
①二人引き鋸
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二人挽き鋸: 大きな丸太や大木を切る時に使う横びきの鋸です。二人で持ち,交互におし引きをくり返しながら,いきを合わせて丸太を切っていきます。押しても引いても切れる様に刃の形状が工夫されています。昨年のNHK朝の連ドラ「おかえりモネ」で使っていたのを覚えている人はいますか? |
②大鋸(おが)
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特製の大鋸です。昔丸太を縦引きして板を作るのに使っていた鋸です。特別に横切り様に目立てして、玉切りにつかってもらいました。鋸の自重があるので、慎重に引けば、案外切りやすい。
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③伐採用大鋸
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北海道の原生林の大木を伐採するのに使われた大鋸です。 体力と技術のあるいわゆる木樵が使っていた大きな鋸 力いっぱい引いて!! |
3)クラフト作り体験
玉切りの後は、木の実や木をスライスした板をつかったクラフト作りを体験してもらいました。時間が少なくなったのですがいろいろ工夫した作品ができました。
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受講生が作った可愛い表情のクラフト 材料は、ヒマラヤスギの球果とエビフライ(松ぼっくり)です。 板はリョウブの幹をスライスして磨いたものです。 |
4)最後のお土産
サプライスで吉崎さん手作りの様々なヒノキのプレートです。昨年の受講生が伐採したヒノキの幹を薄くスライスして丹念に磨いて板を作り、いろんな形に切り抜いたものです。まな板やトレイとして使ったり、飾りとしても面白いですね。自分で工夫してつかってみてください。
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形はいろいろあるので抽選で一人に一枚ずつ(どれがあたったかは、一番上の記念撮影で) 出席できなかった受講生分のあるので持って帰ってもらいました(受け取ってください)。 受講できなかった方もいつでも連絡してもらえればブナ林の案内や伐採体験できますよ!! |
すべての活動が終了し、振り返りをして終わりました。皆さん楽しんでくれたかな?
皆さんのブナ愛樹クラブの活動への参加をお待ちしています!いつでも体験参加できます。連絡をおまちしています。
感想などあれば、コメント欄に書いてください。
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参加者全員での振り返り |
受講生の皆様、コメントをお待ちしています。
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