6月最初の日曜日は
保全活動にあけくれた一日でした
参加メンバーは10名(土井・梶川・清水・中島・藤原・中室・那須・田中・朝井・高原)および見学者1名。
写真は見学者の自己紹介。土井代表がブナ林を案内します。見学者は常に大歓迎。啓蒙活動はミッションのうちですし、リクルートも期待できます。
虫食いのブナの果実を割ったら、出てきた蛾(ブナヒメシンクイ)の幼虫 ブナの果実の中は幼虫の糞がいっぱい詰まっています。 |
落ちている果実は全部穴が空いています。 ブナの木が食われた果実を自ら落としているのでしょう。 沢山落下している木もありますが全く落ちていないブナも多いです。 落ちていないブナの個体は今年は花が少なく果実もほとんどみのっていないのでしょう |
今年は、ブナの木の開花は少なかったのですが、イヌブナは大量に開花している個体がありました。(4月のブロクで報告済み)
N-1のイヌブナではヒコバエの枝にも果実をつけています。 長い果柄と小さな果実がみえています。 |
ブナの果実に比べると小さい果実です。2つの種子が見えています。 イヌブナの殻斗は小さいので果実が露出しているようです。 |
このイヌブナには今年はシードトラップが設置されました。 |
ブナ林の中で見た昆虫
巨大なカメノコテントウの幼虫(20mmちかくある) 成虫も、体長12-13mmもあってナナホシテントウの倍以上はあります。 (下の写真は昨年6月に撮影した成虫の写真) |
チョッキリ虫の仲間 ウリハダカエデにはイタヤハマキキチョッキリが作ったと思われる揺りかごが 沢山ぶらさがっています。この個体は、色が赤いのでファウストハマキチョキリ かもしれません。 |
保全活動
作業道に倒れる可能性がある、危険な枯れていた松の木を伐採しました。
樹齢50年ほどで直径が40cmほどもありました。 |
ハチトラップ13個を作りました。 ハチトラップの作り方は、日本酒3L、砂糖1kg、穀物酢1Lをバケツに入れ、よく撹拌し、2Lのペットボトルに分けて入れます。ペットボトルには、カッターで2か所、2cm角のH字に切り、入口を作ります。入口の上部を外に折りまげ、下部を中側に曲げます。これを木にぶら下げられるように適当な長さのPPヒモでペットボトルの口に引っ掛けて結びます。
採取したスズメバチ類
オオスズメバチ 体長50mmちかくあります。 (女王蜂♀とおもわれます) |
キイロスズメバチ 体長30mm大ほとあります。 以前作業小屋の軒下に直径40cmほどの大きな巣をつくった種です |
チャイロスズメバチ 腹が真っ黒です |
作業小屋に表彰状を飾りました
作業小屋入口の右手に、これまで頂いた表彰状を3つ並べて飾りました。真ん中には環境大臣からの表彰状を、その左には大阪府 橋下 徹知事からのそれを(これは平成20年の受賞)右には吉村洋文知事からのものを、併せて飾りました。こうしてみると我がクラブはけっこう受賞していて、とうとう所轄大臣からいただくこととなりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿