2020年12月17日木曜日

 

12/16(水)ブナの種蒔きのご報告
和泉葛城山のブナの種は ふもとの畑で春を待ちます 

 豊作の期待にふくらんだ今年のブナの種子――。残念ながら合格種と準合格種合わせても250個ほどと当初の予定より大幅減でしたが、この日、ふもと塔原の畑で種蒔きが実施されました。地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所、公益法人大阪みどりのトラスト協会、岸和田市役所、テレビ岸和田、そしてブナ愛樹クラブの合同チームによる作業でした。


 道路わきの温度計が3度を示す寒い日でした。いつものクラブの苗畑の少し上に位置する一畝ほどの畑をトラスト協会が借りていて、そこでブナの種蒔きをしました。
 参加は、1993年大豊作の時の種蒔きから育苗をされた伊藤先生、田中先生、畑の藤原さん、府立環境農林水産総合研究所、トラスト協会の岡さん、岸和田市役所職員2名、岸和田テレビの取材班2名、ブナ愛樹クラブからは土井代表、山條さん、那須さん、朝井さん、高原さんの5名でした。

 まず、伊藤先生から種まきの指導がありました。

 最初に土井代表が丁寧に種まきをしました。テレビ岸和田のカメラが追います。


 
合格種(沈降したもの)37個は採取日に分けて種蒔きをし、それぞれNO.を付けて杭を立てました。準合格(下向きに浮いたもの)214個の内、種採取の少ない日の分は合格種と同じように指で穴を開けて蒔きました。採取が多い日の種は線に沿って、ほぼ等間隔で蒔きました

 畑は地元農家で貸主の藤原さんが苗床を作ってくれていて、種をまくだけになっていました。広い土地で、そのうちの一番奥の端の一畝をトラスト協会がブナ育種のために借りたものです。


 午前11時半から午後2時少し前までの作業でした。

 秋、クラブのみなさんと何日も苦労して種拾いをしました。何とか来年の春にはたくさんブナの芽が出ることを祈るばかりです。(以上:ブログ担当)

会員限定ページに今回播種したブナの種子の一覧表を掲載しました。会員の方はチェックしてみてください。



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