2025/06/2 和泉葛城山 定例活動日
1.日時 2024年6月2日(日)10:00~15:00
2. 天気 晴れ(10時 気温 16度 湿度72%)
3.場所 ブナの取り木処理、ブナ植栽地の草刈り、危険な松の処理
4.参加者 土井さん、藤原さん、中室さん、吉崎さん、朝井さん、清水さん 合計6名
植栽ブナの枝12個所に取り木施工 |
取り木治具セット状態 |
水苔を剥離部を包む専用治具にいれる |
枝を環境剥離 |
・ブナの取り木について
・取り木とは、挿し木や接ぎ木とともに種子によらない繁殖法で「栄養体繁殖」と総称されている。立木の幼枝や若枝の一部から発根させて新たな株を得る方法です。
・これまで、挿し木での繁殖を何度も行ってきましたが、成功しませんでした。
・他の地区(六甲山)や盆栽ブナで取り木による苗木の育成に成功していることから今回取り組むことにして実施しました。
(参考)挿し木
和泉葛城山では、過去に若枝や新枝など様々な形でブナの挿し木を何人もの方が挑戦してきた。
・挿し木した枝(挿し穂)は、吸水して葉を展開したりすることは確認できたが、発根することがなかった(発根促進剤のオキシベロンを使用したた場合も同様)。
・東京都の研究所など公的な試験場でもブナの挿し木に取り組んでいて、一部発根することが確認されている(発根割合は少ない)。成功例は、恒温恒湿の試験場などで厳密にコントロールした条件下でおこなわれたものでボランティアが取り組むにはハードルが高い。
・何年もの挑戦の結果成功しなかったので現時点では、挿し木による繁殖は断念している。ブナ科の挿し木は一般的に難しいとされている。