標高858mの和泉葛城山頂にあるブナ林は、比較的標高の低いゾーンに自生する貴重な植物相として1923年(大正12年)国の天然記念物に指定されました。ブナ愛樹クラブは、この美しいブナ林と周辺のゾーンを次世代に継承すべく保全活動に取り組んでいるボランティァ団体です。
木が好き…森が好き…山が好き、そんなあなた、山仕事のボランティアをご一緒に体験してみませんか。当クラブの活動日は、日曜・土曜・木曜と、都合のよい日に参加できるように設定されています。右下欄の◆クラブの活動カレンダーにある通りです。現地までは、JR東岸和田駅前に9時集合、そこから和泉葛城山頂の現地までメンバーの車に同乗して参加できます。作業終了は午後3時頃。帰路も往路と同様です。
お申込み・お問い合わせは次へメールしてください。▼Email:bkcdy107☆rinku.zaq.ne.jp(☆を@に変えて送信)。 右下欄の◆関連する参考HP→参加申し込み詳細(大阪里山ネットワーク)もご覧ください。(スマホでご覧の方は、下にある「ウェブバージョンを表示」をクリックしてご確認ください。)
2021年11月29日月曜日
11/25の例会は
下界は曇って、さだかではありません。何度も時雨が降ったり、晴れたり不安定な天気でした。いつもはよく見える関空も霞んでいます。午前のプログラムは、前回の
2021年11月24日水曜日
11/20 定例会では、
「学生ボランティア養成講座第六回和泉葛城山ブナ林」(環境事業協会主催)に協力して、準備してきたいろいろな企画を実施し、受講生に体験してもらいました。
・講座参加者は、学生(高校生~大学生)9名で環境事業協会スタッフ3名、ブナ愛樹クラブ会員の参加者は11名でした。
・講座の狙いは、天然記念物の和泉葛城山のブナ林を観察することにより、ブナ林の現状・自然の豊かさ、生物多様性を実際に見て、ここで行われているブナ林の保護増殖・保全活動の現状を知ってもらことです。さらに、実際の保全活動を体験して、受講生の将来の自分の活動を考える機会になることを期待しています。
・これ以外に、ブナ愛樹クラブ会員による、お楽しみの企画も盛りだくさんで一日楽しんでもらえたのではないかと思っています。
| 講座終了時に受講生・スタッフ全員で記念撮影 |
<講座の内容>
1.ブナ林の見学
| 日本のブナ林と和泉葛城山のブナ林の特徴、ブナ林の保護増殖活動など解説 |
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| 黄色く色づいたタカノツメ |
| ブナ林の中で、さまざまな樹木を観察、ブナとイヌブナの違いも確認 秋が深まり、多くの落葉樹が紅葉し、落葉し始めている樹木も多く見られます。 ブナは黃葉から褐葉・落葉へと変化しています 樹齢300年の伐採されたブナの切り株や 保護増殖活動でバファソーンに植栽されたブナ、 ブナの種子調査のためのシードトラップも見学 |
2.ヒノキの間伐体験
3.「おかえりモネ」にでてきた二人両手引き鋸の体験
4.ヒノキのクラフト作り
5.リスのエビフライとは?
裏面には、ブナ愛樹クラブのこのブログの
受講生の皆様、また是非和泉葛城山に起こし下さい。待っています!!
2021年11月21日日曜日
11/7定例会
ん、これはなんだ?
山仕事に少しでも関わったことのある人ならピンと来るはず。これは、樹木を伐採するときの切り込みの形を示す「教材」です。次回(11/20)の学生ボランティア養成講座のために吉崎さんが手づくりしたもの。
右側の切り込みは「受け口」と言い、樹木が倒れる側です。切り込み方によって倒れる方向が決まるので神経の使いどころです。左側の切り込みは「追い口」と言い、黒い2本の「ツル」を残したところまで切り込みます。ここに楔(くさび)を打ち込んだりロープで引いたりして倒します。そのとき「ツル」は退避の時間かせぎや飛び跳ね防止などの重要な役目をします。ツルの幅や高さを適切に確保しておくことが必要です。俗に「ちょうつがい」などとも言われる樹木の伐採に欠かせない技法であります。
この日のプログラムは、いつもの山仕事と
次回の学生養成講座の準備と…
参加は9名。女性3名。
11/20の学生講座の準備も万全
まず、11/20開催の学生ボランティア講座用に、駐車場奥のヒノキを1本を間伐。これには新会員女性の研修を兼ねて実施。まず伐倒方向を確認します。
冒頭の、切り込みの教材も利用して、受け口、追い口の作り方を確認し、幹の上部にロープもとり付けます。ロープの取り付けは難しいのでベテランが実施。
| 受け口ができると追い口に取り掛かります。 |
| 追い口が完成すると、ロープで安全な場所から引いて伐倒します。 |
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| 予定の方向に、かかり木もせずに、倒れたヒノキは、枝を落とし、幹を玉切りにします。 |
いつも通りの保全活動も
いつもながら素晴らしい大阪湾の景色!関空がよく見えています。 朝の気温は12℃。お昼休みには23℃になりました。
山頂の南斜面にススキ草原が復活
粉河寺方面の視界もきれいに見えています。ススキがきれいです。
和歌山県側の南側斜面は以前は茅場として利用されていて、いま岩湧山でみられるようなススキの草原であったとおもわれます。近年利用されなくなり、キャンプ場などとして使われる場所以外は、スズタケなどの笹やコナラなどの落葉樹に覆われるようになってました。
企業の森林保全活動で笹が刈り取られた場所ではススキが復活し、さらにリンドウやセンブリ、アキノキリンソウ、オミナエシなどの草原の草本も再生して見事に花を咲かせるようになっています。
埋土種子から発芽したのか、それとも笹の陰でひっそりと命をつないでいたのか?自然の再生力には驚きます。












